■東小雪さん、応援コメント

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大人が権力に乗じて子どもを傷つけること
LGBTアクティビスト 株式会社トロワ・クルール取締役 東小雪

 私は実の父から性虐待を受けて育ちました。
 3歳の頃から、中学2年生の秋まで、お風呂場で性虐待を受けていました。

 私がそのことに直面し、受け入れ、立ち上がるようになるまでには、非常に長い時間と、筆舌に尽くしがたい苦しみがありました。

 被害は、3歳の頃、体を洗うふりをして、性器を触られることから始まりました。
 小学校3年生頃になると、挿入を伴うようになりました。

 幼い頃から虐待されていたので、私にとってはそれが当たり前になっていて、逃げるという選択肢はありませんでした。
 一度だけ母に「お父さんが私のお尻を触って、恥ずかしい感じがするから、やめるように言ってほしい」と訴えたことがありました。

 しかし母は、椅子に腰掛け遠くを見つめたまま、私の目線まで降りてきてくれることはありませんでした。そのとき私は幼いながらに「言ってはいけないことを言ってしまったんだ」と感じました。

 母も祖母も、父が私にしていることを知りながら、私が助けられることはありませんでした。
 そのことは、大人になった私を、長く苦しめました。
 被害そのものが私にもたらした影響も大きかったのですが、私は「大切な人にも助けられない子」「親にも愛されない私」というどうしようもない思いを抱えて、何度も自殺未遂を繰り返しました。

 『日本一醜い親への手紙』が出版されて20年。
 AC(アダルトチルドレン)という言葉が世に広まったのも1995年頃ですから、やはり20年ちょっと。
 しかしまだまだ虐待の真実が、広く一般に知られているとは言い難い現実があると思います。

 性虐待であっても他のどんな虐待であっても、大人が権力に乗じて子どもを傷つけることは、絶対に許されてはならないことです。
 『新編 日本一醜い親への手紙』が出版されることで、サバイバーの人たちを励まして、そして社会全体に児童虐待の理解が広がると思います。
 クラウドファンディングの成功と出版を、心から応援したいと思います!




東小雪(ひがしこゆき)
1985年、石川県金沢市生まれ。元タカラジェンヌ、LGBTアクティビスト、株式会社トロワ・クルール取締役。著書に『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』(講談社)などがある。

 


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